教育資金 名古屋

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代表 伊藤 勝啓 プロフィール

代表 伊藤 勝啓
  • 1979年、みよし市出身
  • 南山大学経済学部経済学科卒業後、岡﨑信用金庫に入庫。
  • 預金課、融資課、渉外課と幅広く経験を積む。
  • 渉外課時代には成績上位者に授与される理事長賞を2度受賞。
  • 退職後、ファイナンシャルプランナーとして名古屋で独立。

『所属する組織の商品のみをご提案する立場』から、『複数の会社の商品の中からお客様にとってメリットの高い商品をご提案する立場』となる。【伊藤さんに出会えて良かった】の一言が私にとっての宝。

教育資金

ファイナンシャルプランナー的教育資金とは?

教育資金」は文字通り、教育を受けていくために必要なお金のことです。

一般的にはお子様がいらっしゃれば、そのお子様が学校や塾、習い事などに通ったり、あるいは通信講座を受けたりする時にかかるお金を指すことが多いです。それに伴って準備しなければならない物があれば、それを買う必要もあります。人生において特にお金がかかる資金であり、住宅資金、老後資金と並んで、「人生の3大資金」と呼ばれています。

教育資金はどれくらいかかるのか?

教育資金といっても、一般的に何千万円する住宅資金や何十年とかかる老後資金に比べて、少々イメージが湧きにくいかもしれませんね。みなさんも実体験として、生まれてから各教育課程を経て今に至っていると思います。ご自身でお金を出していなかったにしても、どういうステージでかかるお金が多い、少ないくらいはイメージがつくと思います。どのような教育課程を受けるかでかかるお金も大きく変わってきますが、大学まで進むとすると、お子様1人あたり、全て公立コースで1,000万円近く、全て私立コースですと2,000万円以上かかるケースもあります。詳しくは日本FP協会のホームページをご参照ください。

お子様が小さいうちはともかく、大きくなれば夢の実現のために希望の進学コースにいきたいという願望が出てくるでしょう。親御さんとしては、お金の問題でお子様の夢の実現、あるいは可能性を封じ込めてしまうことほど悲しいことはないかもしれません。

子供2人の場合の教育資金のかかり方(例)

年収500万円の場合のシミュレーションです。早い段階でライフプランニングをすることが重要です。

教育資金の準備はいつからすれば良いのか?

人生の3大資金の1つである教育資金ですが、お金のかかり方は住宅資金、老後資金とは少し違います。例えば、住宅資金は一般的に住宅ローンを組んで購入する方が多く、毎月コツコツと返済をしていきます。また、老後資金は多くの方は年金収入がメインになり、現役時代と比べて収入が減少することが多いですが、生活は同じように続いていきます。つまり、この2つの資金は長きに渡って安定的に確保されることが必要となってきます。対して、教育資金といえば、教育を受けるようになってから社会人になるまでの間、毎月あるいは毎年同じような金額がずっと続くのでしょうか?答えはNOです。一般的に教育資金は教育を受けている間は多かれ少なかれお金はかかりますが、お金のかかり方は偏っています。特別な習い事などがない限り、お子様が小さいうちの教育資金というのはそれほど負担が大きいわけではないです。ところが、進学していき大学に入学するという時期に差し掛かると、それまでにないお金のかかり方をするようになります。つまり、教育資金が人生の3大資金と言われながら、それを実感するようになる時期が急にやってくるといっても良いでしょう。

このように考えると、教育資金はより一層の計画性を持って準備をしていかないと、ある時急に行き詰まってしまうことになります。お子様の教育資金の負担が比較的軽い時期にいかに計画性を持って準備していくかがカギになりますね。

準備の早い遅いでどのような違いが出るのか?

まず、教育資金を準備する期間はいつ始めるかによって確保できる時間が変わってきます。仮に、大学に入学することでかかってくるお金を準備するとした場合を考えてみます。お子様が生まれてすぐに準備を開始すれば、18年(216ヶ月)の期間が確保できます。これがもし、お子様が10歳の時であれば残り8年(96ヶ月)の期間の確保ということになります。いつ準備を始めようが、全く同じ境遇で大学入学を迎えれば、かかってくるお金は同じです。仮に準備するお金を300万円とします。なお、分かりやすくするために、ここでは金利が付かないものとして計算していきます。お子様が生まれてすぐに準備を開始すれば、毎月約14,000円を貯めていけば目標に到達します。10歳の時から準備を開始すれば約32,000円を貯めていけば目標に到達します。つまり、時間を味方に付けることで、目の前の負担を抑えられて目標に向かって準備をすることができます。準備を開始するタイミングが遅ければそれよりも早く始めた場合よりもその分、目先の負担が増えて準備していくことになります。ここでは細かいことは省きますが、ここに金利の計算を入れていくと、期間が長ければその分「複利効果」が大きくなりますので、より一層、メリットを享受しやすくなってきます。

目標が決まっていれば、そこに向かって早く準備することがカギになりますね。

教育資金の準備はどのような方法が良いのか?

教育資金は教育を受けないという結果にならない限りは必要になってくるお金です。進んでいく道が決まっていれば「どれくらいのお金が必要になるか」が予測できます。

ここで、「安全性」「流動性」「収益性」という3つのポイントに着目します。
「安全性」とは、ご自分が預けてあるお金が確実に戻ってくるかどうかです。
「流動性」とは、預けてあるお金を戻したいと思ったときにすぐに戻せるかどうかです。
「収益性」とは、預けてあるお金が増えるかどうかです。

世の金には色々な金融商品がありますが、この3つのポイント全てが高いというものは存在しません。一般的に、安全性や流動性を重視すれば収益性は低くなりますし、収益性を重視すれば安全性や流動性は低くなります。

では、何を一番重視していけば良いのでしょうか?

これには正解はないですが、ポイントがあります。それは「何のために」ということです。まとまった教育資金という意味では数年後あるいは十数年後に確実にいるお金であり、準備するのにどれくらいの時間が確保できるかによって変わってきます。老後資金のようにさらに長い時間が確保できるものであれば、より一層時間を味方に付けて積極的な運用をすることもできるでしょう。また、収入状況であったり貯蓄額であったりその方の置かれた状況によっても変わってくるでしょう。

どういった方法が正解ということはないですが、「安全性」「流動性」「収益性」のポイントを基に、何のためにといった目標やご自身の置かれた状況を見渡し、バランス良く準備をして頂くと良いと思います。

教育資金の怖さとは?

教育資金は計画的に準備することをオススメしますが、計画的に準備しなかった、あるいはできなかった場合にどのようなことが起こり得るかみてみましょう。

「奨学金」「教育ローン」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。これは教育を受けるためにかかるお金を“とりあえず”代わりに確保してくれるものです。それぞれを言い換えれば、「奨学金」は教育を受けるお子様本人が将来返済をするという約束の下でお金の融通を受けられるものです。これには利息を払わなくて良いものもあれば、利息がかかるものもあります。「教育ローン」は主に親御さんが金融機関などから借りて利息を付けて返していくものです。つまり、2つとも「借金」になります。特に、奨学金に関してですが、本来であれば社会人になって給料を受け取るようになったら何年もかけて返済をしていくものですが、就職できないあるいは想像以上に給料が少ないなどの理由で返済できなくなり、最悪のケースでは「自己破産」に至ることも多くなっています。当然、自己破産すればその後、様々な面で不都合が生じてくることになります。また、教育ローンに関しても、決して安い利息を払うわけではないですので、結局はご自分で準備したよりも多くのお金を払うことになってしまいます。

もちろん、やむを得ない事情により奨学金や教育ローンを利用する方もいると思います。ただ、計画的に準備ができたはずの方が、無計画のまま時が過ぎ、いざ目の前にやってきたら準備できていないので困ってしまうということは非常に残念ですし、リスクを抱えた未来を同時に抱えることになってしまいます。

是非、計画的に教育資金の準備をして頂くことをオススメします。

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